05 子どもの歯を心から守る [ 小児歯科 ]

子どもの歯は、おとなの歯と比べて、虫歯の進行が早いという特徴があります。乳歯はいずれ抜けるからそのままで良い、とは考えないで下さい。乳歯が大きな 虫歯になると永久歯の生える場所がなくなってしまったり、永久歯が形成不全になったり…といった乱杭歯の原因となる場合があります。また、虫歯菌は感染す るので周囲の協力も必要です。小さいうちから、早めにしっかりとケアをすることで、虫歯のない歯にしてあげられますし、さらに定期的にケアをしていれば、 お子様の歯を歯並びの良い状態で永久歯に移行させてあげることができます。それは親から子供への大きなプレゼントとなるでしょう。

img05_syoni_01

親子で虫歯ケア

生まれて間もないの赤ちゃんのお口の中には、虫歯菌はほとんどいません。乳歯がはえそろって、食事が変化する1歳半~2歳半の時期に虫歯菌が感染しやす く、この時期は「感染の窓」といわれています。この「感染の窓」の時期にいかにお子様に虫歯菌を感染させないかということが、虫歯になりにくい子を育てる 重要なポイントとなります。
規則正しい食事の習慣や、虫歯になりにくいおやつの食べ方など、小さな頃からしっかり味覚を育てて、バランスの良い栄養をとることと砂糖の摂取方法を知る 事はお子様の虫歯を予防するだけでなく、全身の健康にもとても大切なことです。親子でしっかりと虫歯ケアをしていくためのケアのポイントをお伝えします。

img05_syoni_02

歯医者と子どもの関係づくり

歯医者を怖がるお子さんはとても多いです。それは何故か。たくさんの大きな機械に囲まれて、お口の中に大きな道具を入れられるからでしょうか?歯医者が白いマスクをつけているからでしょうか?
当医院は、お子様に「歯医者」という環境に慣れていただくところからの教育を心がけております。診療にきても、診療をせずお子様と会話をするだけの日もあ ります。歯を大切にする大人になるために、まずはお子様に「歯医者」を好きになってもらいたい。わたしたちはそのような考えで診療にあたっています。